e-Learningの2つの仕組み

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e-Learningというのは早い話、インターネットで教育をしましょうということです。かつてDistance Learningなる言葉がアメリカで出たのですが、今ではe-Learningと呼ぶのが一般的になりました。e-Learningが出てきた背景には、

いつでもどこでも授業が受けられる

という夢がありました。まず、一般的な学校やスクールは、カリキュラムと授業日程が決まっています。なので、学生が授業を受けたいと思う時間帯に受講することはできません。これが普通の学生ならともかく、仕事をしながら勉強する人にとっては大きなハードルになります。更に、首都圏をはじめとする都市部には塾が溢れかえっている一方で、地方へ行くと塾がないところがざらでして、これが都市と地方の格差を生んでいる原因ともなっています。そこで、地方に住んでいる人でも勉強する機会が欲しい・・・というわけで、e-Learningが注目されたわけです。

e-Learingには2つの方式がある

一口にe-Learningと言っても、同期式と非同期式の2つがあります。同期式というのは、授業の風景をライブ配信する仕組み。受講者は、授業時間になれば専用アプリまたはWebサイトで受講します。

学校で授業を受けている状態に近いのは、この方式。授業のライブ感もさることながら、先生にリアルタイムで質問することもできます。その代わり、授業時間は決まっているので、「いつでも受講できる」というわけにはいきません。

非同期式というのは、授業をあらかじめビデオで収録し、テストなども含めてコンテンツとして配信する仕組み。アイプラスは、この非同期式です。

授業内容をあらかじめコンテンツとして作成しているため、いつでも受講することができます。反面、これは昔で言う「授業をビデオで見ましょう」と言っているのと限りなく近く、受講者の理解度とは無関係にビデオが淡々と進んでしまい、ライブ感に欠けるのが欠点です。

e-Learningの主流は非同期型か

同期型のe-Learningは、一般的な研修と比べると「インターネットがつながっているところであればどこでも受講できる」「教室を確保する必要がない」「受講者を決められた時間に1か所に集める必要がない」というメリットがあるとはいえ、「いつでも受講できる」というわけにはいかず、どうしても時間の制約ができてしまいます。このため、同期型は通信制の大学など、かなり限られたところでしか採用されていません。一般的に、e-Learningと言えば非同期型が主流ではないかと思います。一方で、これだとビデオを見てもやもやした受講者がどこへ質問すればいいのか、先生と生徒のコミュニケーションをとるにはどうすればいいかという課題が残ると思います。




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