おすすめのエージェント4選
フリーランスの欠点の一つに、営業や帳簿付け、法務など、会社員だったらやらなくてもいい業務を自分でやらないといけないという点があります。しかし、自分でできないのであればアウトソーシングするという手もあります。
フリーランスのエンジニアの場合、営業をアウトソーシングすることもできます。どういう事かと言うと、エンジニアに案件を紹介してくれるエージェントがいるんです。
エージェントって、ただ案件を紹介してくれるだけでなく、お客さんとの交渉や、代金の回収もやってくれるんです。また、エンジニアが普通に営業すると相手にしてもらえないお客さんでも、エージェントを経由すると仕事がもらえるケースもあります。なので、フリーランスのエンジニアは、大抵どこかのエージェントと契約しているケースが多いです。
とはいえ、エンジニア向けのエージェントって、はっきり言ってたくさんあります。なので、どこへ登録していいのかわからないという方がいらっしゃるのも事実です。そこで、キューティー吉本がお勧めするエージェント4社をご紹介します。
レバテックフリーランス
ここのメリットは、案件を紹介してくれる営業とは別に、エンジニアをフォローする担当者がいる点。更に、定期的に契約エンジニア向けの懇親会をやってまして、ここでフリーランスだったら心配になる税務の話なんかも聞けたりします。
なお、この会社の広告を見るとWeb系エンジニアとかデザイナ向けのように見えますが、ネットワークエンジニアとかサーバーエンジニアをはじめ、ITエンジニアやデザイナだったら案件を紹介してくれます。また、首都圏以外に、京阪神・九州北部・名古屋の案件もあるそうです。
PE-BANK
ここがフリーランスのエンジニア向けのエージェントの老舗です。元々は首都圏コンピュータ技術者共同組合として設立されたのですが、のちに株式会社化されて現在の社名になりました。
歴史が長いのでフリーランスに嬉しいサービスを色々やってまして、支払サイクルが長いお客さんに変わって代金を先払いしてくれるサービスもあります。(手数料を取られますけどね)
クラウドテック
ここのメリットは、社会保障や福利厚生が充実しているということ。病気やケガ(精神疾患を含む)で業務に従事できない状態が90日を超えて継続した場合、最長10年間、毎月5万円が支払われるサービスがあります。とはいえ、毎月5万円しか出ないという見方もできるんですけどね。
また、ここは案件数が多く、最短で3日で参画できるんです。案件数が多いということは、自分に合った現場に当たる確率が高いということなんですね。ちなみに、ここの社長は社員教育に熱心なんだそうです。
エンジニアファクトリー
フリーランスの案件紹介エージェントとしては数少ない、関西地区が対象のエージェントです。特に多いのが、大阪のIT・Webエンジニア向けの案件。フリーランス向けだけではなく、転職者向けの案件もあるそうです。
年齢は20代~50代と、幅広いのも特徴の一つ。京阪神地区を中心として、近畿在住のエンジニアの皆さんは、フリーランスとして独立するつもりはなかったとしても、登録しておいた方がいいかも知れません。
よくある質問
ここでは、エージェント登録にあたって、よくあるご質問をまとめました。
登録するときに必要なものは何?
エージェントによっても異なりますが、間違いなく必要なのは職務経歴書です。形態はエージェントによって様々でして、ExcelやWordで作成したものを提出するところ(書式は自由)や、あらかじめ用意されているフォーマットに従って提出するところ、経歴をWebで登録するシステムになっているところなどがあります。
職務経歴書は、じっくり時間をかけて書いてください。また、最新の経歴を含むようにしてください。大事なポイントは・・・
- どんなプロジェクトに参画したか
- プロジェクトの期間はいつからいつまでか
- どのフェーズ(要件定義・基本設計・詳細設計・外部設計・内部設計・構築・コーディング・テスト・運用・保守など)を担当したか
- プロジェクト内の役割(マネージャ・リーダー・サブリーダー・メンバーなど)は何か
・・・ですので、必ず職務経歴書に盛り込むようにしてください。また、取得している資格も書きましょう。
また、エージェントとの契約の締結を行うために契約書を交わす必要があります。この契約書の中身はかなり長い文章なのですが、かいつまんで言うと、エージェントとの間に結んでいるのは業務委託であるということと、委託する業務の内容と、業務随行上のルールが(要はちゃんと仕事しろということが長い文書で)書いてあります。なぜこうなるのかというと、一旦エージェントが業務を引き受けて、フリーランスのエンジニアに委託しているという形態をとっているからです。
その他、大抵は情報セキュリティに関連する誓約書や同意書の提出が必要です。また、個人事業主であることを確認するため、開業届のコピーを提出するところもあります。開業届について、詳しくは以下のページをご覧ください。
ただし、これら手続きや書類の提出をWebやメールで完結できるエージェントもありますので、ここはエージェントにご相談いただければと思います。
費用はいくらかかるの?
どのエージェントも、登録は無料です。なので、フリーランスのエンジニアになるのであれば、複数のエージェントに登録しておくことを強くお勧めします。
地方の案件を紹介してくれるの?
案件は首都圏、それも東京に集中しているのが現実です。従って、地方でも案件はありますし、エージェントによっては地方案件の紹介は可能ですが、首都圏と比較すると数が少ないのは否めません。
別解としては、リモート可能な案件を選ぶ。リモート案件であれば、居住地に関係なく案件を紹介できるケースがあります。ただし、リモート案件でも、出張対応が必要なケースもありますので要注意です。
50代でも案件を紹介してくれるの?
エージェントの登録条件に、40代までと書いているエージェントは多いです。ただし、これは絶対的なものではなく、50代でも案件紹介が可能なケースがあり、話をすれば50代でも登録したり、案件を紹介してくれるケースはあります。
なぜかと言うと、ITエンジニアやデザイナーにとって、大事なのは年齢ではなく、仕事ができるかどうかだからです。逆を言うと、40代以下であっても、仕事ができない方は案件を紹介してもらえません。
未経験でも案件を紹介してくれるの?
結論から先に言うと、まず無理です。フリーランスの場合、ある程度現場経験を積んで、「この人にお願いしても大丈夫」という状態でないと案件を紹介してもらえません。
未経験の方で、フリーランスのITエンジニアになって案件を紹介してもらう方法は、2通りあります。一つ目の方法は、IT関連の会社に入社して、会社員になって経験を積んでからフリーランスになるという方法です。会社によっては、未経験の方でも入社できるケースがあります。興味のある方は、以下の記事をご覧ください。
二つ目の方法は、ITエンジニアになるためのスクールへ行って、技能を身に着けてからフリーランスを目指すという方法です。ただし、痛いところは、スクールに通っただけですと職務経歴書に書く内容がないんですね。そこで、スクールによっては受講者の就職サポートや、インターンやフリーランスといったキャリアサポートを行っているところがありまして、職務経歴書に書くネタがなくても就職先を紹介してくれたり、フリーランスになりたい方の相談に乗ってくれます。興味のある方は、以下の記事をご覧ください。
ITエンジニア・Webプログラマを目指す方へ おすすめのスクール5選
どのぐらいの経験があれば案件を紹介してくれるの?
あくまでも目安ではありますが、システム開発やインフラ構築の一連のフェーズを一通り経験しているかどうかと、3年以上の経験があるかどうかがポイントです。一般的なシステム開発の場合、要件定義・外部設計・内部設計・コーディング・テストを経験しているか。インフラ構築の場合、要件定義・基本設計・詳細設計・構築・テストを経験しているかがポイントです。
ただし、これはあくまでも目安です。フェーズによって必要な人数が変わってきますので、コーディングや構築しか経験がない人でも案件を紹介してもらえる可能性はあります。また、プロジェクトで予定していた人員を確保できなかったときは、当初予定していたスキルを完全に満たしていない方や、経験年数が3年未満でも参画できる可能性はあります。
案件を自分で選ぶ方法はないの?
freelance hubをおススメします。freelance hubは、フリーランスのエンジニアやクリエイターの方が、案件を探したいときに利用できるサイトです。レバテックフリーランスと同じ会社が運営しています。
ただし、いい案件が見つかった時は、エージェントを通して申し込む形になります。自分で直接申し込めるわけではありません。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。よろしかったら、写真素材ダウンロードサイト【写真AC】にもお越しくださいませ。当サイトの写真の一部を配布していまして、商用利用も可能です

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